猿子村
本校の北側周辺はその昔、猿子村と呼ばれており、商店が軒を連ねるにぎやかな村だったそうです。その名残が今でもぽつぽつとみられますが、その村の名残を残すように、毎年2月上旬に『猿子村ふれあいまつり』が開かれます。本校も後々『猿子村』に入らせてもらったご縁から、そのお祭りにはいろいろな形で参画させてもらっています。
その一つで、商業コース有志による店舗開設があります。その店舗名を、中京商店『真剣堂』といいます。これは商業コース生徒による実践的な教育活動の一つで、生徒自らが社長や専務、部長となり、教員の指導を受けつつ、自ら電話をしながら企業とやりとりし商品を仕入れたり販売したりします。そして収支決算をしていきます。
この活動がスタートした年の春、東北大震災がおきていたこともあり、一貫して東北の物品を仕入れ販売し売り上げを義捐金として東北復興に役立ててもらうとことを続けてます。
この日記の中で今後も登場するかもしれませんので少しばかり紹介させていただきましたが、その真剣堂の社員たちが今日から始動し、いろいろな企業と取り引きを開始しました。授業で学んだビジネスマナーを必死に駆使しながら電話注文や電話対応をしていました。たどたどしい中に、真剣な眼差しでメモをとる姿や少しばかり言葉に詰まりながらも一生懸命先方とやり取りする姿勢は、ほほえましいものを感じます。
社会へ出ても必ずこのときの経験が大きな意味を持つものと思います。元気で若者らしい店舗が運営されることを期待してます。