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校長あいさつ

学校の理念を追い求め、優しさを携えた人材として、新時代へ羽ばたいてほしい

本校の起源その源流は、遠く大正の時代に遡ります。創立者安達壽雄先生(旧姓梅村壽雄)の父梅村清光先生が大正12年3月、名古屋に創立された中京商業学校です。安達壽雄先生は昭和38年4月、校長の立場にあった名古屋の梅村学園中京商業高等学校(現中京大学附属中京高等学校)から分離独立して、岐阜県瑞浪市に学校法人安達学園中京高等学校を創立しました。そして、父である梅村清光先生が掲げられた理念を引き継がれました。
そして創立から57年目を迎えることとなりました。新たな年度は新たな元号と共にスタートします。地域や社会の中における本校の立ち位置をしっかり認識し、新時代へ羽ばたける学校でありたいと願います。
新年度初めにあたっての校長としての思いを綴ります。

春の喜びを象徴するような桜満開の季節とともに新しい年度がスタートしました。
4月5日に444名の新入生を迎え、在籍生徒数1383名。教職員数125名、合計1508名での、学校法人安達学園 中京高校の2019年度のスタートです。
どうか全校生徒が、順調に学業を学び、部活動に励み、諸々の行事に楽しく参加し、多くのものを吸収してくれることを、教職員一同期待します。1508名の中京というチーム全体にとって、充実した一年間であってほしいと考えます。

昨年度までの本校の実績を見ると、運動面での活躍や学術面での大きな成果は数えればきりがありません。軟式野球部の全国大会二冠二連覇という運動面の模範的実績を始め、各クラブの全国での活躍。学術面での進学実績や国際コースの服の力プロジェクトに代表される各コースそれぞれの特色ある動き、また行政と絡んだ地域貢献活動の功績など、文武両面に渡って堂々と胸を張って披露できる本校の足跡は、数限りなくあります。今年度も更なる飛躍が生まれるものと期待します。
一歩だけで結構ですが、何とか昨年度を上回るものを残してほしいと期待し、また信じます。そしてその主役は3年生のリードの下で、2年生・1年生それぞれがすべて主役として活躍してくれるものと確信します。

本校は創立者:安達寿雄先生の強い意思によって建てられた私立高校です。よって創立者の意思をベースに生徒を教育し、社会に有為な、それぞれ確固たる1個の人間力を完成させ、世に送り出したいと心がけます。
創立者が本校を建てられた時の精神が『学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ』、文武不岐の精神です。学術とスポーツ双方が、互いに求め合い高めあい、両方ともに真摯な姿勢で必死になって取り組める学校であってほしい。という考え方です。
文と武、2つの精神を大切にしてください。
そして、この精神をもう少し噛み砕いた学校としての教えが、「校訓」です。それは『真剣味』と表現します。真剣味の真は、真理探究の真、すなわち知育を意味します。真剣味の剣は、剣道の剣さばきに代表される運動技能の象徴、すなわち体育。真剣味の味は、人間味の味、すなわち徳育。
それら知・徳・体、3つの訓えを持ち合わせた、三位一体の人間であって欲しいという訓え、校訓です。
さらに時代の要請の中で、具体的な努力目標として、今、本校では次の4つを設定しています。一つが「自分を見つめる心」を持った人であれ、二つ目がいろいろなものと「つながろうとする気持ち」を大切にできる人であれ、三つめが「あきらめない姿勢」を最後まで貫ける人であれ、四つ目が「強い心と体」を作りあげられる人であれ、というものです。いわゆる4つの具体的活動目標として捉えてください。
そして最後に意識してもらいたい次の事柄です。それは挨拶(挨拶をしっかりすること)・傾聴(人の話にきちんと耳を傾けること)・身だしなみ(服装と身なりをきちんと整えること)・時間約束管理(時間や約束をきちんと守り他人に迷惑をかけないこと)・清掃整理整頓(掃除をしっかりやって整理整頓につとめること)。言葉としては、非常に簡単ですが、だからこそふと忘れやすく、しかし、絶対的に意識しなければならない、つねに心がけなければならない事です。そこにこそ真のコミュニケーション力が生まれます。まさにチームとしての5つの約束事と考えていただきたい。
そして、年間を通じて、日々常に考え努力し続けてほしいこと。それは、一人の人間として成長すると同時に、昨日より今日、今日より明日、去年より今年、今年より来年、『一つ・一歩』で結構です。何か『一つ・一歩』、以前を『上回る』成果と進展が生まれるように、努力と歩みを重ねてほしいです。漫然と時を過ごすのではなく、「一つ」で結構ですので、何かが「進捗する・上回る」、そういった自分を目指し続けてください。

これらの学校としての訓えや目標が達成できたとき、そこには、人に対する優しさを携えた、心ある、情けある自分が姿を現すはずです。心ある情けある人になってほしいです。所詮、人間は一人で生きられるものではありません。自分を認め確立させつつ、他人を認め他人への優しさを持たなくてはいけません。
人は二つの命とともに生きているという考え方があります。自分の命と他者の命、自分は誰かに支えられ、自分も誰かを支えながら生きています。支え合い補い合いながら、社会を輝かせます。となれば、一人ひとりがその人間性をよりしっかり確立させ、他者を認めることで、社会の輝きは、一層増していくはずです。

学校には成長に応じてそして学習成果に応じて、3つの学年が設定されています。そしてそれぞれの学年には、その学年ごとの特徴やその学年ならではの学ぶべき事柄、が、あります。心身の成長に応じて学年の意味や存在意義は違います。
まず、新しい1年生諸君、中学までの義務教育的思考から一日も早く脱皮すること。そして、多くの初めて出会う仲間と、コミュニケーションを良く取って、新しい生活を順調にスタートさせてください。
中間の2年生諸君、丁度中間の学年、学校の流れも把握できた、しかし、まだ卒業までには2年もある、というある種、気楽な気持ち? になっていませんでしょうか? とんでもない。卒業は足早にやってきます。時間はすぐに経過します。進路を確定すべき来年に向けての、諸々の準備を自分のペースでいいけれど、確実に、行って欲しいです。
また2年次には修学旅行と云う高校最大のイベントも控えています。仲間とのチームワークをしっかり整えながら、普段とは違う形での友人との交流機会を経験してください。
そして最高学年の3年生諸君、もう完全に進路確定のための学年です。実社会へ出る直前の準備の年です。就職はもちろん、進学する生徒にとっても、社会へ出ることには変わりありません。今の自分が実社会と関わる上で、何が不足しているのか、何を積み重ねるべきか、を、考えて生活し学習してください。そして、いよいよ実社会へ出ていくということは、保護者や学校の管理下を離れ、自律していくことを意味します。意識をきちんと確立して欲しいです。まさに3年生一年間は、社会へ出て行くための自律準備期間でもあります。
加えて3年生は、何より学校における最高学年です。その意識と実践、つまり学校を牽引していくリーダーシップをしっかり執ってほしいと思います。3年生の動きを見て後輩の2年生1年生は行動判断をしていきます。人として、3年生として、そして中京高校最高学年生として、あらゆることの模範になってほしいです。

加えて、自分の所属する各コースそれぞれの特色や目標を改めて確認し挑戦し、そして『卒業』するときに、しっかりと未来へ羽ばたいてほしいと考えます。文武コース諸君は文武不岐への挑戦と未来への羽ばたきを、特進コース諸君は自分の甘さや妥協への挑戦と未来への羽ばたきを、国際コース諸君は英語を通じた幅広い視野への挑戦と未来へのはばたきを、普通コース諸君は地域連携や自己実現への挑戦と未来へのはばたきを、商業コース諸君は実社会での対応力への挑戦と未来への羽ばたきを、求め続けてください。
そしてこれらの挑戦と羽ばたきのすべての土台は、日々の高校生活であり、その根幹が平常の授業です。授業こそ総ての土台であるという意識をより高く持ち、生徒同士でまた先生と生徒双方で、その厳正化をもとめてください。お互いが協力して有意義な授業を作り上げようとする姿勢を求めてほしいと思います。

 最後に。今年は新元号『令和』元年度のスタートです。新しい年号に変わるということは、ある種、歴史の転換点のようなもので、大きな大きな人生の節目です。どうか、さらに大きく高く、一人ひとりが伸びてくれるように、高校として飛躍できるように、期待をします。
 元号発表に当たっての総理談話にもあったように、新元号『令和』には、『人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』という意味が文字には込められています。典拠が、皇族・貴族から農民・庶民までのあらゆる階層の人々の歌を集めた日本最古の歌集であり、豊かな国民文化と永い伝統を象徴する国書:万葉集である点、加えて引用が梅の花の歌であるという点、これらには、『国民一人ひとりが梅のように大きく花を咲かせる国であり、国民の協力の続く国でありたい』、という国家の願いが込められています。
二度とあってはならない大きな戦火にまみれた『昭和』を経て、平和が続いたものの災害の多かった『平成』、そして次の『令和』がどんな時代になるのか、楽しみですが、この令和時代の主役となる立場は、現在の中学生高校生大学生です。まさに君たちは令和時代の中心者として、世の中を動かす立場になります。

 ここ中京高校で多くのことを学び、学んだ事柄をしっかり心に刻み込み、自分だけではない、他人への優しさを持ち合わせた、心ある人として、教養ある人として、見事な成長を遂げてほしいです。中京高校から大きく羽ばたき、社会を形作る人材になってほしいと考えます。
今年度がそして令和時代が、中京高校に学ぶ者にとって、光り輝くときとなることを期待します。


学校法人安達学園 中京高等学校 校長 和 田  尚